日本女子代表(なでしこジャパン)の池田太監督が27日、パリ五輪アジア最終予選・朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)戦の前日会見を行い、決戦に向けて「パリの出場権を勝ち取りたい」と意気込みを語った。
24日にサウジアラビアで第1戦を戦ったなでしこジャパンは、北朝鮮とスコアレスドローで日本に戻って来た。あす28日の第2戦で勝った方がパリ行きの切符を掴むシンプルな状況。池田監督は「一つの決勝戦のようなもの」と表し、緊張感、高揚感を「スポーツの醍醐味」と捉えて楽しんでいる。
会見前日の26日のトレーニングは全22選手が参加し、和やかな雰囲気で調整が行われた。池田監督は「ジッダでの第1戦を戦った選手も大きな怪我なく、しっかりとコンディションを整えられている」と選手の状態を明かし、「それぞれの戦い方の中で(選手を)セレクトできる」と自信を示した。
今大会はアウェーゴールのレギュレーションはなし。90分間で決着がつかなかった場合、15分ハーフの延長戦を戦う。それでも勝敗がつかなかった場合はPK戦へ突入。池田監督は「90分で試合を決めきる」としつつ、状況に応じては「ある程度のプランを持って」指揮官として決断するとした。
国立決戦は28日午後6時30分にキックオフ。池田監督は「やはり選手たちは、多くの声援で背中を押してもらいたいというのはある。もちろんテレビもそうだが、ぜひ国立競技場に足を運んでいただき、一緒に戦ってほしい」と大観衆の来場を呼びかけている。
(取材・文 成田敏彬)
Source: サッカー日本代表
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