[2.28 五輪アジア最終予選(女子)第2戦 日本 2-1 北朝鮮 国立]
パリ行きの切符を掴んで離さなかった。日本女子代表(なでしこジャパン)の守護神・GK山下杏也加(INAC神戸レオネッサ)がチームを救うスーパーセーブ。自身としても2大会連続となるオリンピック出場を決めた。
日本は1点リードの前半45分に最大のピンチを迎えた。左サイドからペナルティエリアに侵入を許すと、MFリ・ハク(10番)が強引に入れてきたパスをニアサイドでMFチェ・クムオク(12番)に合わせられる。ヒールで放たれたシュートはブラインド気味で山下にとって難しい対応に。それでも、しっかりと足を運んで間一髪のところでかき出した。
「ボールが抜けてきたところしか分からなかったけど、ボールスピードと自分の体勢も良かったので、結果として良かったなと思う」
山下は「ボールの3分の2は内側に入っていたと思う」としつつも、ゴールラインを割っていないという絶対的な自信があった。それよりも、VAR未導入の同試合において「(得点が認められる)誤審があったら嫌だなという心配があった」と自身のセーブシーンを振り返った。
スーパーセーブで掴んだ世界への挑戦権。パリ五輪は7月25日に開幕し、なでしこジャパンは8月10日の決勝の地、パルク・デ・プランスを目指す。
(取材・文 成田敏彬)
Source: サッカー日本代表
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