U-23日本代表は実戦モードへ! 初のアフリカ勢・マリを警戒…松木玖生「身体能力が高く、なおかつ個の技術がある」

MF松木玖生
 U-23日本代表は国内合宿3日目に突入。練習前にミーティングをした後、冒頭15分のみ公開練習を行い、あとは非公開で練習をした。MF松木玖生(FC東京)は、練習前に22日に対戦するU-23マリ代表の映像をチームで確認したことを明かす。「全選手が身体能力が高く、なおかつ個の技術はあるという印象」と語った。

 パリオリンピック輪出場を懸けた本格的な戦いに向け、大事な国際親善試合となる。U-23日本代表は22年夏以降から欧州遠征やアメリカ遠征などを実施。昨年11月にはU-23アルゼンチン代表と対戦し、第1戦は5-2と勝利を収めてきた。今回対戦するのは初めてのアフリカ勢・マリ。松木は映像を見たうえで「身体的な能力で個を剥がすところが長けている」と警戒していた。

 U-23日本代表は4月にパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23アジアカップに臨む。同大会で上位3か国に入れば五輪出場が決定。また、4位だとプレーオフに回ることになり、その相手はアフリカ勢となる。その意味でも今回のマリ戦は重要な経験値だ。「いい形で最終予選に臨みたいので、内容と結果でしっかりと勝つ。自分も得点やアシストでチームに貢献できるようにがんばりたい」と意欲を見せた。

 ミーティングでは前線からのプレス位置や、後方からのビルドアップの仕方を仲間と共有。大岩剛監督の手腕が発揮されたようで、松木は「ピッチにおいて自分たちが整理できなさそうなところは剛さんが全部まとめてくれた」と明かす。「自分たちは試合をしていい結果を出すだけ」。やるべきことが明確化された中で、さらなる収穫と課題を見出すつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
Source: サッカー日本代表

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