日本代表の森保一監督が11日、キリンチャレンジカップ・トルコ戦(12日・ゲンク)の記者会見を行い、9日の国際親善試合ドイツ戦から「大幅にメンバー変更して試合に臨みたい」と明言した。カタールW杯の再戦となったドイツ戦ではこれまでの主力メンバーが主に先発出場していたが、トルコ戦は控え選手に出番が巡ってきそうだ。
日本代表は9日にドイツ・ボルフスブルクのフォルクスワーゲン・アレーナでドイツ戦を行った後、一夜明けた10日も同地でトレーニングを実施。同日夕にベルギー・ゲンクに入り、12日のトルコ戦に備えている。
ドイツ戦からトルコ戦までは中2日。それも夜の試合から昼の試合ということでリカバリー期間が短く、出場時間の短かった選手にチャンスが訪れるのは確実だ。ドイツ戦で途中出場から2アシストを記録したMF久保建英(ソシエダ)、ゴールを決めたMF田中碧(デュッセルドルフ)らの先発が濃厚。展開や狙いによっては初招集DF毎熊晟矢(C大阪)のA代表デビューにも期待がかかる。
もっとも10日の練習では、ドイツ戦先発メンバーがリカバリーメニューだったため、フルメニューをこなしたのは控え選手のみ。4対4+フリーマン3人のパス回しなど小規模のメニューを行っていたが、全体練習は11日の一度だけとなるため、ほぼぶっつけ本番で臨む一戦となる。
森保監督は記者会見で起用法について「中2日でのトルコ戦になるので、ドイツ戦からは大幅にメンバー変更して試合に臨みたい」と明言。「このトルコ戦は非常に重要な試合。我々が勝利を目指して戦うことと共に、選手層の幅を広げる、厚くする、より多くの選手に我々の戦うコンセプトの共有をしてもらうという意味でも勝利と、我々の戦うコンセプトの共有という意味でも考えて試合に臨みたい」と意気込みを述べた。
(取材・文 竹内達也)
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Source: サッカー日本代表
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