女子W杯の“得点女王”が帰ってきた。日本女子代表(なでしこジャパン)の池田太監督は28日、シービリーブスカップを戦う22人を発表。マンチェスター・ユナイテッドMF宮澤ひなたがメンバー復帰を果たした。
宮澤は昨夏行われた女子W杯で5得点を記録し、ゴールデンブーツ賞を獲得。その後の代表活動も参加していたが、昨年12月のブラジル遠征で右足首を骨折し、今年2月のパリ五輪アジア最終予選ではメンバー外となっていた。
現在、宮澤はクラブで全体練習に参加するまでに回復しているものの、実戦復帰はまだ。それでも、今夏開催のパリ五輪を見据えた選出となった。
「我々のメディカルチーム、コーチングスタッフと彼女の所属チームとで、しっかりとコミュニケーション、コンタクトを取っていた。彼女の怪我からのリハビリの状況も把握していた」(池田監督)
指揮官は宮澤の招集にあたり、「試合ができる状態」と明言。「彼女がコンディションや戦い方の中で、どのようにプレーするかはこれから。オリンピックまでの限られた活動の中で、ピッチ内もそうだが、ピッチ外でも積み上げることが必要だと思い、今回のメンバーに入れた」と説明した。
(取材・文 成田敏彬)
Source: サッカー日本代表
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