ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督が、同クラブとの新契約締結について「今のところはノーだ」と答えた。リバプールやバイエルンなどビッグクラブからの関心が報じられている中、イギリス『スカイ』に自身の去就についての思いを語った。
44歳のデ・ゼルビ監督は2022年9月、チェルシーに引き抜かれたグラハム・ポッター前監督の後を継いでブライトンの指揮官に就任。就任1年目にはプレミアリーグ昇格後初となる一桁順位の9位でシーズンを終えると、昨季は史上最高位の6位躍進を果たし、史上初めてクラブをUEFAヨーロッパリーグの舞台に導いた。
そんなイタリア人指揮官は今季終了後、ビッグクラブからの引き抜きが噂されており、ユルゲン・クロップ監督の退任が決まっているリバプールや、11年続いた連覇ストップが濃厚となっているバイエルンが新天地の筆頭候補。デ・ゼルビ監督自身もブライトンとの新契約は締結していない。
そうした中、デ・ゼルビ監督はスカイの取材に対し、「(26年まで)契約があるので自分の将来がどうなるかはまだ決めていない」と現状を説明。「私はクラブと話したい。問題なのは契約ではない。問題は将来に向けて同じプラン、同じ目標、そして同じビジョンを見つけることができるかだ」とクラブと今後に向けた協議を行う意向を明らかにした。
また指揮官は「私は野心とモチベーションを保ち続けたい。1日24時間、フットボールのために生きている。クラブにどんなプランがあるのか、どんなプロジェクトがあるのか、どんな未来があるなら知りたい」とフットボールに対する熱意を強調。「もし快適に感じられないなら、正しいモチベーションを感じられないなら、これ以上留まることはできない」と退任の可能性も示唆している。
加えて新契約締結に向けた意向を問われ、「今のところはノーだ」と明言。その一方、スカイの記事では「私の頭の中にはブライトンのことしかない。マーチと三笘が(怪我で)シーズンを終えたので全員が揃っているわけではないが、最高の形でシーズンを終えたい」「照準は100%ブライトンにある」という指揮官の今月上旬のコメントも強調されている。
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Source: 海外サッカー
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