北中米ワールドカップアジア2次予選第4戦の日本代表対北朝鮮戦が没収試合となった問題で、国際サッカー連盟(FIFA)は2日、北朝鮮サッカー協会に1万スイスフラン(約167万円)の罰金支払いを命じたと発表した。
FIFAによると、処分は「適用規定に照らしてさまざまな事実を分析した」結果、規律委員会委員長が下したという。
当初3月26日にアウェーで行われる予定だった日本対北朝鮮戦をめぐっては、同20日に北朝鮮側が突如、平壌での開催を拒否するレターをアジアサッカー連盟(AFC)に送付し、開催可否の問題が浮上。試合の扱いに関する決定を付託されたFIFAは23日、延期試合を行わないことを発表していた。
対応に追われていた日本サッカー協会(JFA)は3月30日、FIFAから同試合が没収試合となり、北朝鮮の0-3不戦敗とするという処分の決定がなされたと発表。追って今月2日、FIFA公式サイトで北朝鮮側への処分が初めて発表され、罰金も科されたことが明らかになった。
なお今回の発表では、さらに重い処分は触れられておらず、大会追放は免れたとみられる。もっとも北朝鮮は6月、シリアとミャンマーとのホームゲームを控えており、開催地の決定は難航しそうだ。
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Source: サッカー日本代表
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