Jリーグは4日、川崎フロンターレFWマルシーニョに1試合の出場停止処分を下したと発表した。同選手は今月3日に行われた第6節・横浜FM戦(△0-0)戦で、後半28分に一発退場となっていた。
マルシーニョは横浜FM戦の後半26分、自陣左サイドでDF松原健とボールを競り合った際、右足裏で相手の右足首を踏む形となり、一度はイエローカードを提示された。ところが直後にVARが介入。主審がオンフィールドレビューを行った結果、処分はレッドカードに変更された。
Jリーグによると、日本サッカー協会(JFA)の懲罰規定に照らして審議した結果、マルシーニョの「相手競技者の右足首上部に対し、右足裏で過剰な力で接触した行為は、『著しい反則行為』に該当する」と判断。1試合の出場停止処分が決まったという。
なおJFAは今年3月の理事会で、懲罰規定の改定を決議。4月1日施行の新懲罰規定では「著しい反則行為」に最低2試合の出場停止処分を下すと定めていたが、今回は旧規定の1試合出場停止にとどまっており、Jリーグでは新懲罰規定が導入されていなかったことが判明した。
Jリーグへの取材によると、適用開始時期は「現在検討中」。JFAは「年度をまたいで開催される大会の場合など特別の事情がある場合は、主催の加盟団体の別段の決議により、当改正の適用開始日を施行日(本年4月1日)から前後して設定することを妨げないものとする」と定めており、Jリーグではこの文言を援用して適用開始を先送りしていたようだ。正式な適用開始時期は改めて発表されるという。
マルシーニョの出場停止対象試合は7日の第7節・町田戦(U等々力)。出場停止が1試合にとどまったことで、13日の第8節・C大阪戦(ヨドコウ)には出場できる。
(取材・文 竹内達也)
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