関東・静岡の強豪校の1年生たちがリーグ戦で力を磨いた「2023関東ROOKIE LEAGUE」は、全日程終了後に各賞受賞者を発表した。Bリーグのアシスト王は10アシストの鹿島学園高(茨城)左SB清水朔玖(1年=セレッソ大阪U-15出身)が獲得した。清水は豊富な運動量と左右両足のキック精度の高さを活かしてアシストを量産。2位に7差をつけてアシスト王を獲得した。すでにトップチームで先発を務める清水が、「2023関東Rookie League」の感想や今後の意気込みを語った。
―リーグのアシスト王を獲得した。
「素直に嬉しいです」
―取れた要因は?
「中が決めてくれないとボクにアシストはつかないので、決めてくれるところが良いと思います」
―トップチームでレギュラーを務めている。
「この夏の大阪遠征で先発になって、先週のヴェルディ戦で先発で出してもらって、昨日(対桐生一高戦)も。(10日のプレーオフ出場は体力的に)キツかったです」
―プレーオフでは2-2になってからの出場。
「ボクが点決めると思って出たんですけれども、SHで出るつもりだったんですけれども、SBの子と交代だったので絶対に点をやらない気持ちでした」
―実際に抑えていた。
「右サイドにボールが入った時はマジで何もさせなかったと思います」
―今年の鹿島学園の1年生は?
「もうちょっとこのゲーム(B戦)に出ている子たちが頑張って、もっとハードな試合の時に交代できればなと思います」
―MIZUNO CHAMPIONSHIP出場まであと1勝。
「これで勢いに乗って、西武台戦も勝ちたい」
―リーグ戦を通して、自分のプレーが出せたところを教えてください。
「ハードワークのところや、走るところ、アシストも、苦しい時に武南戦(3-1)も先に先制点を取られてボクがアシストして同点に追いつくことができた。苦しい時に点に絡むことができたと思います」
―特に記憶に残った試合とその理由を教えてください。
「(自分もアシストした)武南戦です。1本を仕留められた試合で。(勝つことはできたが、)相手もボールを動かすところが上手くて、ハメどころが難しかった」
―リーグ戦で感じた個人の課題は?
「前橋商業戦(7-0)の時に自分が人のせいにしてしまって、自分に矢印を向けることができなかったので自分に矢印を向けることだと思います」
―同様にチームの課題となったことは?
「失点が多いので、最後シュートを打たれる時に身体を投げ出すとか、そういうところをしていかないと全国とかには行けないと思います」
―自分のプレーで見て欲しいところ、他の選手に負けたくないところは?
「運動量のところとか、両方の足で蹴れるところ。高校来て走ってきたので。(鹿島学園に長い)階段があって、トップだと10何人くらいで休みなしで10本連続でやって2分くらい休んでまた10本。筋トレ後にするので余計キツイです」
―高校3年間と将来の目標は?
「まずは直近の目標で言うと、選手権スタメンで出て、ボクが全国に連れて行くという気持ちで点も取って行きたいし、点に絡むプレーをしていきたいです。3年になったら自分たちの代なのでやるしかないです。将来は大学に行ってプロを目指します」
―憧れの選手と、憧れている理由も教えてください。
「(興國高のMF)千葉大舞選手(3年)です。オレがセレッソジュニアユースの時に3年生で、その時に一人だけ練習でも飛び抜けていた」
(取材・文 吉田太郎)
Source: 大学高校サッカー
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