[4.21 神奈川県サッカー選手権準決勝 相模原2-0東邦チタニウム レモンS]
SC相模原が“神奈川連覇”に王手をかけた。社会人リーグの関東1部を戦う東邦チタニウムとの準決勝では、前半44分にMF伊藤恵亮のクロスからFW瀬沼優司が頭で決めて先制。後半6分にはCKからDF山下諒時が落としたボールを伊藤が蹴り込んで追加点を決めた。
1ゴール1アシストを決めた伊藤は、「1点目はセヌさんが本当にいいところに入ってくれた。2点目に関してはラッキーじゃないけど、上手くこぼれてきたボールに合わせることができた。きょうは結果が出せてよかったかなと思います」と話して笑みを浮かべた。
プロ2年目の飛躍を期す。矢板中央高、東洋大を経て23年に相模原に入団。ただルーキーイヤーはJ3で3試合の出場にとどまり、夏に当時関東リーグ1部の栃木シティに期限付き移籍。しかしここでも全国地域サッカーチャンピオンズリーグに出場してJFL昇格に貢献したが、加入後すぐの怪我の影響もあって、思うような活躍はできなかった。
ただ外に出たことで気づいたこともあったという。「栃木シティでは4-3-3の前の3をやらせてもらって、そうした経験が今に生きていると思う」。あとは結果を出し続けるだけ。「試合に出て活躍するために戻ってきたと思っている。常に練習からアピールはしていたし、結果を出そうと思っていた」。次の階段はJリーグ初ゴール、そしてスタメン定着。逆襲ののろしは上がった。
(取材・文 児玉幸洋)
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Source: 国内リーグ
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