U23アジアカップのグループリーグ第1、2節に連続フル出場した後、練習を休むなど別調整が続いていたDF関根大輝(柏)が、第3戦の韓国戦から一夜明けて練習にフル参加。UAE戦の前日だった18日以来となるフル練習をこなし、「(出場した)2試合のコンディションはすごく良かったし、前回の試合(韓国戦)を休めたので、次に出る機会があったらまたいいパフォーマンスを出せると思う」と笑顔を見せた。
グループリーグの序盤に中2日で合計180分プレーしたことがコンディションに響いたというが、「動いていて疲労が抜けていた。動き自体もいいので、もう完全に復活です」とまたも笑顔だ。
報道対応では、よく見るというプレミアリーグのことについて聞かれ、イングランド代表DFベン・ホワイト(アーセナル)を参考にしていることを明かした。
「タイプも似ている感じなのでプレーが参考になります。アーセナルの試合を見ることも多いです」
B・ホワイトが受け持つのは右センターバックや右サイドバック。関根も右サイドバックを主戦場としながら、状況に応じてセンターバックとしてもプレーしており、身長がほぼ同じ(ホワイト186cm、関根187cm)ことも合わせて特徴は似ている。
U23アジアカップのグループリーグ中国戦でも、4バックの右センターバックに入っていたDF西尾隆矢が一発退場となってから交代選手が入るまでの約5分間、西尾の位置に入って冷静にプレー。ピッチ内に混乱を起こすことなく、1-0の勝利に貢献した。
「センターバックでもクオリティを出せることが、自分でも強みだと思う。でももっとレベルを上げていきたいですし、高いレベルでやりたい」と語るように、かなり意識している様子だ。
準々決勝のカタール戦に向けては「サッカー人生の中でも緊張感のある一戦になると思う。その中で自分のパフォーマンスをすることで自分の価値も上がると思う。100%の準備をして自分の持っているものを全部出していきたい」と表情を引き締めた関根。スケール感抜群のDFは日本をパリ五輪にまた一歩近づけるつもりだ。
(取材・文 矢内由美子)
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Source: サッカー日本代表
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