トッテナムのブラジル代表FWリシャルリソンが、精神的な助けが必要なことを打ち明けた。イギリス『BBC』が伝えている。
リシャルリソンは昨年夏にエバートンから6000万ポンド(約110億円)でトッテナムに移籍したが、初年度は公式戦35試合の出場で3ゴールにとどまった。今季も公式戦4試合に出場してプレミアリーグでの得点がなく、EFLカップでの1ゴールのみと、難しい時期を過ごしている。
9日に行われたW杯南米予選第1節のボリビア代表戦(○5-1)では絶好のチャンスを逃し、交代後にベンチで涙を流しているところをカメラに捉えられていた。
リシャルリソンはブラジル『オ・グローボ』に対して「この5か月間、ピッチの外では激動の時を過ごした」と告白し、以下のように語っている。
「今は家庭も少し安定している。僕のお金にしか目がなかった人たちは、もう僕に近づかない」
「トッテナムでいいプレーをし、また何かを成し遂げられると確信している」
「イングランドに戻り、カウンセラーの助けを借りて心を強くするつもりだ。それが、より強くなって戻ってくるということなんだ」
ブラジル『オ・グローボ』によると、リシャルリソンは長期で代理人を務めていたレナト・ベラスコ氏と決別したという。
同選手は「悲しいのは、プレーが悪かったからではない」とし、「僕の考えだけど、ベレンでの試合(ボリビア戦)は悪くなかった。それよりも、ピッチの外で起こっていたことが、自分の体から抜けていくことのほうが重要だった」と振り返った。
ブラジルは10月の南米予選でベネズエラ、ウルグアイと対戦。所属するトッテナムは代表ウィーク明けの今月16日、プレミアリーグ第5節でシェフィールド・ユナイテッドをホームに迎える。
リシャルリソンは「僕は次の(ブラジル代表の)メンバーに入ると思う」と意欲を示し、「トッテナムでいいプレーをするだけだ。座ってしっかり話すつもりだ。いい走りをして、プレーの流れに乗り、落ち着く必要がある」と前を向いた。
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Source: 海外サッカー
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