[MOM4678]東山FW多賀信政(1年)_後半ラストプレーで衝撃の決勝弾!左足ロングシュートで関西U-16開幕勝利へ導く

後半45+3分、東山高FW多賀信政(1年=千里丘FC出身)が左足でロングシュートを決めて決勝点
[4.28 関西 U-16 ~Groeien~G1第1節 東山高 2-1 東海大大阪仰星高 ダイセル播磨光都第3G]

 衝撃的な一撃で東山高(京都)に白星をもたらした。1-1の後半45+3分、FW多賀信政(1年=千里丘FC出身)が対戦相手も、大会運営者たちも認める「スーパーゴール」。左サイド、敵陣に少し入った位置から放たれた左足シュートは相手GKの頭上を越え、ゴールネットに吸い込まれた。

「後半、自分たちが攻められているCKの時や、他の場面でもそうですけど、相手のGKがずっと高い位置を取ってたんで、『打ってみようかな』と思って打ってみました」と多賀。蹴った瞬間は、クロスバーを越えるような感覚があったという。「(外れたと思い、)ちょっと声出てしまったんですけど、何とか入ってくれて良かった」。ゴールを喜んでいる最中に試合終了の笛が鳴った。

 ラストプレーでの決勝点ですら、滅多に見られないモノ。加えて、多賀は超ロングシュートで決めた。「一言で『気持ち良かった』しかないっす」と笑顔。中学時代に公式戦の関西サンライズリーグでロングシュートを決めたことがあるというが、シチュエーション含めて本人も驚く“ゴラッソ”だった。

 多賀はこの日、0-1の後半10分からピッチへ。「(コーチの)ジャイルさんから、『サイドの背後にスルーパス出していけ』とか、『攻撃にもうちょい係わって欲しい』って言われてたんで、常に高い位置取ってやっていました」という。前線で積極的にボールに係わり、チャンスメークすることを目指した多賀は、後半18分に同点ゴールも決めている。

 FW岡本明己の右クロスにニアで反応。「何となく上がってくるなと思ったんで、自分がヘディングしやすいポジションを保っていたんで、そこで合わせれて良かったです」というヘッドでチームを勢いづけた。そして、守備陣の頑張りやベンチの声に応える劇的決勝点。チームを救ったFWは、「結果にこだわってチームに貢献していきたい」とさらなる活躍を誓った。

「エジル選手は僕の目標です」というレフティーは、左足のロングキックやスルーパスが武器。球際の強度や運動量の部分を強化して、よりチームに貢献することを目指す。そして、開幕戦のヒーローは活躍を続け、東山をU-16の全国大会、ミズノチャンピオンシップU-16 ルーキーリーグ出場へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
Source: 大学高校サッカー

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