MF久保建英所属のソシエダは13日、ラ・リーガ第35節でバルセロナに0-2で敗れ、7位に転落した。来季の欧州カップ戦出場権争いが佳境に差し掛かっている中、地元メディア『エル・デスマルケ』はUEFAヨーロッパリーグ(EL)とUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の2大会における「財政的な違い」に着目している。
ラ・リーガの欧州カップ戦出場権争いは、上位4チームがUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)、5位とコパ・デル・レイ(国王杯)王者がEL、6位がECLプレーオフに出場するシステム。ただ今季はアスレティック・ビルバオがコパ・デル・レイを制した上、6位以上を確定させているため、5〜6位がEL、7位がECLプレーオフの出場権を得る見込みとなっている。
ソシエダは現在、3試合を残して勝ち点54の7位。欧州CL出場圏内の4位に浮上する可能性はすでに消滅している中、5位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点62)、6位のベティス(同55)を追いつつ、8〜9位のビジャレアルとバレンシア(いずれも同48)に追われる格好となっている。
特に白熱しているのはベティスとのEL出場権を巡る6位争いだ。現地メディアが報じた今季の収入実績によると、ELのグループリーグ出場で363万ユーロ、勝利は63万ユーロ、引き分けで21万ユーロ入るのに対し、ECLでは出場で294万ユーロ、勝利で50万ユーロ、引き分けで16.6万ユーロにとどまる。
またELではグループリーグ首位に110万ユーロ、2位通過に55万ユーロが与えられるのに対し、ECLは首位65万ユーロ、2位通過32.5万ユーロ。さらに上位に行くとELは優勝で860万ユーロ、準優勝450万ユーロなど各ステージに高額な賞金が設けられている一方、ECLは優勝500万ユーロ、準優勝300万ユーロとなっている。
さらに記事では24-25シーズンから試合数が増えることにより、「財政的な差がより大きくなるだろう」と推測。ソシエダは残り3試合がバレンシア、ベティス、A・マドリーと厳しい相手が続くが、EL出場権獲得に向けて立て直したいところだ。
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Source: 海外サッカー
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