アジアサッカー連盟(AFC)は16日の総会で、各協会・連盟(MA)からの投票によって会長や執行委員の任期制限を撤廃することを決議した。今後は就任期間に関係なく、選挙に基づいて再選することができる。
AFCはこの日の総会で「1期4年3期まで」とする執行委員会とAFC会長職の規則から、3期の任期制限を撤廃することについて採決をとった。カタール、レバノン、ウズベキスタン、サウジアラビアからの提案に基づくものでイラク、シリア、アフガニスタン、イラン、ネパール、ベトナム、韓国、ラオスが支持していた。任期制限に関する規則はもともと、国際サッカー連盟(FIFA)で2015年に発覚した汚職事件を受けたもので、AFCは対策として設定していた。
この提案に対してオーストラリアとヨルダンのみが反対し、日本を含む43MAが賛成。イランとシリアは棄権となったが、賛成多数で任期制限の撤廃が決まっている。多くのMAがAFCのガバナンスを評価する形になった。
サルマン・アル・ハリファAFC会長は任期制限の撤廃に伴い、AFC公式サイトを通じて「AFCは信じられないほど良いガバナンスの進歩を遂げた」とコメントし、「この10年間で共に築いた強固な土台をたしかなものにするため、着実な献身をしたことに感謝しなければいけない」と各MAに向けて声明を発表している。
Source: サッカー日本代表
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