浦和に勝ち点もたらした中島翔哉、取材陣に“お願い”「それだけは書いておいてください…」試合後の真相を明かす

MF中島翔哉
[6.1 J1第17節 浦和 1-1 神戸 埼玉]

 待望の今季リーグ戦初ゴールとなった。浦和レッズMF中島翔哉は0-1で迎えた後半16分に同点ゴール。「ちょっとコースが甘かったかなと思ったが、入ってよかった」と笑みをこぼした。

 前半15分に先制を許した浦和は、ハーフタイムに2枚替え。MFサミュエル・グスタフソンと中島を投入した。すると、中島が勢いをもたらす。後半15分、浦和は自陣からボールをつないでいき、右サイドのMFオラ・ソルバッケンがパス。PA手前の中島がボールを収めた。

「位置的には打てる位置だったが、トラップ次第だった」(中島)。少し大きめのトラップの間に、中島はゴール方向を見据えると、冷静に狙いすました右足コントロールショットを放つ。「目の前の相手に当てないように。GKを見すぎてもあれなので」と放った弾道は、GK前川黛也に触れられながらもゴールネットを揺らした。

 ルヴァン杯では2ゴールを挙げていたが、リーグ戦では今季初ゴール。「もちろん、これまで外していたので決まってよかった」としながらも、1-1と追いついた状況だったため「勝ちに行ったのでそのときは」と喜びが控えめだったことを明かした。

 また、珍しくも報道陣にひとつ“お願いごと”も伝えた。「最後、ちょっと足に気になるところがあって挨拶に回れなかった。それだけはちょっと書いておいてください。サボったわけじゃないので。本当は(サポーターのもとに)行って挨拶したかった」と感謝を語った。

 勝ち点1をもたらした活躍にも、中島は当然満足していない。「どっちにも勝つチャンスはあった。こういう試合をモノにできるようにまた練習をやりたい」。インターナショナルマッチウィークによる中断期間を挟み、次節は15日のセレッソ大阪戦。「リフレッシュはできると思うので、また再スタートに向けて準備をしていきたい」と力を込めた。

(取材・文 石川祐介)


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Source: 国内リーグ

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