[6.1 J1第17節 浦和 1-1 神戸 埼玉]
公式戦3試合目で真価をのぞかせた。浦和レッズMFオラ・ソルバッケンは加入後初アシスト。シーズン開幕前の負傷でコンディションはいまだ完璧ではないというが、「この前の試合よりも向上している。いい方向に向かっている。元のレベルにたどり着くにはプレー時間はもう少し必要だが、今日はまた一歩前進した」と調子が上がっていることを明かした。
加入3試合目で最長となる78分間のプレーとなった。Jリーグデビューとなった前節に続き、先発入りすると、左ウイングでプレー。後半はMF中島翔哉の投入により右ウイングに入った。すると後半16分に均衡を破る。自陣からつながったボールをソルバッケンが右サイドでトラップ。「神戸が大げさに自分のサイドに寄ってきたので」。すかさずカットインでマークをはがすと、PA手前にパス。中島翔哉が収めてコントロールショットを沈めた。
今シーズン3試合目で初アシストを記録した。ソルバッケンは「翔哉の動きもよかった。シュートもすばらしかった」と仲間を称賛。自身も初めて数字を残したが、数度の決定機逸もあり、悔しさも滲ませる。「(アシストは)うれしいが、自分の本来の姿であれば、おそらく今日はハットトリックができた」と大きな自信を垣間見せた。
ソルバッケンは自身の現状を「100%のコンディションではない」と打ち明けた。フル稼働できないため、「スタミナを考えながらプレーしなくてはいけない」と告白。「大きなアクションのところがまだ足りない。あとはフィジカルのみならずリズムの部分。局面のゲーム勘、読みのところはもう少しよくなる。もっと早くシャープにというところ。効率のところを向上できれば」。次節のセレッソ大阪戦はインターナショナルマッチウィークにより15日開催と間が空くが、「いまはブレイクがないほうがベストかもしれない。この空き時間をスマートに使いたい。(4日間のオフも)今は休むべきではない」とさらなる向上に意欲を見せた。
(取材・文 石川祐介)
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