日本vsミャンマー 試合前日の森保一監督会見要旨

日本代表の森保一監督
 6日の北中米W杯アジア2次予選でミャンマー代表と対戦する日本代表森保一監督が5日、試合会場のトゥウンナ・スタジアム(ヤンゴン)で公式会見を行った。

以下、森保一監督の会見要旨

森保一監督
「明日の試合に向けて、日本代表チームとしてアウェーで厳しい戦いに臨むが、勝利を目指してチーム一丸となってベストを尽くしたい。また我々を応援してくださる日本代表サポーター、日本人の皆さん、ミャンマーで我々の戦いを見てくださる方々に喜んでいただけるように試合を展開できればと思う」

―この試合で試したいことは。練習では3バックも試したと思うが、3バックを試そうと思っているのか。試すのであればどういった狙いがあるか。
「メンバー発表会見でも皆さんにお伝えしたとおり、今回の2試合ではチームのレベルアップができるように、選手を試す、戦術を試すところ、様々なトライをしたい。まずはこれまでどおり、代表として誇りを持って勝利を目指して戦うことをしっかり実践しつつ、戦術のところと選手層を広げるための起用をしたい。3バック、4バックも試合の中でトライしたいと思う」

―明日の選手で鈴木唯人が初キャップを記録する可能性があるか。また先発する可能性があるか。
「唯人の起用だが、今日の練習を見て最終的に判断するが、起用するのであれば途中からの起用になると思う」

―鈴木唯人は練習で久保建英との2シャドーをしていたが、どういったことを期待するか。
「まずは幕張でのトレーニングではあの時点ではシャッフルして、試合に向けてというより、個々で合わせるというところを狙いに考えていた。選手全員には今回のシリーズで、これから我々戦っていく上で3バックと4バックの戦術を持っていこうというところで練習をもって伝えた。2人のコンビネーションでは2人ともアイデアを多く持っているので、2人が組んだ場合、より日本の攻撃を牽引してもらい、相手にとって圧力を与える攻撃ができると思っている」

―(現地の記者から)日本代表はシリアとのアウェーゲームをサウジアラビアで戦って、北朝鮮とのアウェーゲームは中止となった。アウェー戦は今回の予選で初めてだが、ミャンマー戦ではどういった戦いをしたいか
「明日の試合は非常に難しい試合になると思っている。大量得点になるかというと、そうはならないと思っている。2019年のカタールW杯アジア2次予選ではミャンマーと戦ったが、結果は2-0だった。内容的にもミャンマーが非常にアグレッシブに、粘り強く戦うという部分があり、アウェーで戦う難しさを経験した。明日の試合は簡単な試合にならないと思う」

―3バックには色々な形があると思うが、選手には攻撃的な3バックを伝えているという声を聞いている。オプションについての考え方は。
「これまで我々が公式戦の舞台で3バックで戦う時は試合途中から使うことが多く、守備的な場面で使うことが多かったと思う。今回考えていることは、これまでのように守備のオプションとしてはもちろんさらに攻撃の部分でも3バックで戦うことをチームとして選択できるように、レベルアップできるようにということで練習している。明日の試合については今日のトレーニングで決めたいとは思うが、試合の途中から3バック、4バックを可変して戦えるようにしたい」

―攻撃的という点では広島でも学んだペトロヴィッチ監督の教えを受け継いだ3バックになるのか。
「サンフレッチェ広島で3バックでチーム作りをしてきた中、常に自分のベースとなる戦い方を持った上で、広島時代とは選手が違うので、選手の良さを活かせるように、日本代表としてより力を発揮できるように戦術的に使いたい」

―3バックは広島時代と選手が違うという話だが、日本代表メンバーだから攻撃的にやって期待する部分は。
「チームの狙いとしては、カタールW杯のドイツ戦の後半を想像してもらえればと思う。前半劣勢の流れから後半3バックで相手にプレッシャーをかけ、攻撃的に圧力をかけていくことで攻撃も守備も機能していたと思うし、0-1のビハインドから2点を奪った。これまでの活動ではなかなか3バックを使うことができなかったので、攻撃のオプションとして3バックを使っていけるように考えてトレーニングしている。選手たちにも明日の試合を勝利を目指すことはもちろん、これまでやってきたことを忘れずに考えつつ、これから先の我々のレベルアップのために攻撃のオプションとしてチームで共有できるよう、3バックを使えればと思う」

(取材・文 竹内達也)


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Source: サッカー日本代表

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