北朝鮮がシリアに劇的勝利、2位と1ポイント差でアジア2次予選最終節へ…森保Jが両国の命運を握る形に

最後の1枠を北朝鮮とシリアが争う
 北朝鮮代表は6日、北中米ワールドカップアジア2次予選でシリア代表に1-0で勝利した。最終予選進出の可能性を残し、最終節を迎える。

 3位の北朝鮮は第5節で引き分け以下だと敗退が決まる状況だったが、後半アディショナルタイムにMFジョン・イルグァンが値千金のゴールを奪い、2位のシリアを下した。この結果、残り1試合となったB組でシリアとの勝ち点差を1に縮めている。

 B組は日本代表の首位通過とミャンマー代表の敗退が決まっており、北朝鮮とシリアが2位での突破を争う状況。11日に予定されている最終節では北朝鮮がミャンマーと、シリアが日本と対戦する。どちらが2次予選を2位で終えるかは、日本が命運を握る形になった。
 
 というのも、北朝鮮は第2節のアウェー・ミャンマー戦で6-1の大勝を飾っている。今回はホーム扱いながらラオスでの中立地開催となるが、勝利する見込みは高い。その一方、シリアは第2節のホーム・日本戦で0-5と大敗した。その後のアジアカップでは16強入りと躍進したが、日本の方が力で上回ることは確実。日本に勝利すれば自力で最終予選の切符を掴めるが、引き分け以下では敗退する可能性が高く、3ポイントが必須の一戦となる。日本の結果が最終予選進出国の決定に大きく影響する状況だ。

 なお、シリアが敗れて北朝鮮が引き分けた場合は両チームの勝ち点が並ぶ。その場合は得失点差、総得点の順で順位が決定。第5節を終えてシリアが得失点差で1ポイント、総得点で2ポイント上回っている。それでも並んだ場合は当該チーム間の対戦成績が考慮されるが、揃って1-0で勝利した1勝1敗で五分のため、次の判断材料であるフェアプレーポイントによって決定することになる。

 日本対シリアは11日の午後7時14分にキックオフされる予定で、北朝鮮対ミャンマーはシリアの結果が確定した後の同日午後10時(日本時間)に行われる。


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Source: サッカー日本代表

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