約4年半ぶりの先発チャンスで2ゴールという結果を残し、その得点力を十二分にアピールした。6日のW杯アジア2次予選・ミャンマー戦(○5-0)で2ゴールを挙げた日本代表FW小川航基(NECナイメヘン)は「ようやく実ったという言葉が合うのか分からないけど……」と、いずれもMF相馬勇紀のクロスから決めた2得点を改めて振り返った。
「前半からなかなかクロスが上がってこなくて、ずっと強く要求していたのでそれが得点になってよかったし、2得点ともクロスからだった。僕が中に1枚しかいなくても得点を取れるということは示せたと思う」
小川はA代表デビュー戦となった2019年12月14日の香港戦(○5-0)でハットトリックを達成。その後は代表から遠ざかっていたが、今年3月のW杯アジア2次予選で約4年3か月ぶりの代表復帰を果たすと、3月21日の北朝鮮戦(○1-0)に途中出場し、2キャップ目を記録した。そしてミャンマー戦で約4年半ぶりに先発し、2ゴール。A代表通算3試合5ゴールとなった。
「要求は死ぬほどしていた」と苦笑いで明かした小川は「周りもそのイメージがあったからこそ、最後に(クロスが)上がってきたと思う」と指摘。「単調にならずに、サイドを崩してのクロスとかを増やしていけば中からも行ける。外から外から行くことで中も空いてくる。そういう改善点はあったのかなと思う」。代表定着へ、ゴールという結果だけでなく、その形にも手応えを感じていた。
(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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