今度こそカタールW杯以来の代表戦出場なるか。約1年3か月ぶりに復帰した3月に続く招集となった日本代表DF長友佑都(FC東京)。3月のW杯アジア2次予選はホームでの北朝鮮戦で出番がなく、出場が期待されたアウェーでの北朝鮮戦は試合直前に中止となった。
当時も「戦いたい。試合がしたい」と熱望していた長友だが、11日のW杯アジア2次予選・シリア戦(Eピース)を翌日に控え、「この場所は戦う場所。ピッチの上にいないと意味がない。選手として来ている以上はピッチで戦わないと意味がない」と改めて試合出場を渇望した。
6日のミャンマー戦(○5-0)前は別調整が続き、試合もベンチ外。帰国後初練習となった8日も一部別メニューで調整したが、「昨日から練習には合流できている」と前日9日からフル合流していることを明かした。森保一監督は「ケガのリスクがあるようであれば無理をすべきではない」と慎重に話したが、長友自身は「準備はできている」と力説した。
森保監督はミャンマー戦に続いて3バックの採用を明言しており、長友が出場する場合もウイングバックのポジションになる。今回の代表メンバーではウイングバックにMF中村敬斗やMF相馬勇紀、MF堂安律、FW前田大然といった攻撃的なウイングの選手が起用されることも多いが、「僕には僕の良さがある」と話す長友は「調子に乗り過ぎて三笘みたいなプレーをしたら最悪な事態になる。サイドバックの長友をしっかり見せたい」と、彼らとは異なるスタイルでチームに貢献するつもりだ。
代表戦出場となれば、22年12月5日のカタールW杯決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦以来、約1年半ぶり。「長友まだ生きているんだなと。代表で長らくプレーできていないので。もちろんJリーグではプレーしているけど、代表しか見ないという人もいると思うし、長友は強く生きてるぞというのを見せたい」と力強く誓った。
(取材・文 西山紘平)
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Source: サッカー日本代表
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