北中米ワールドカップアジア2次予選は11日、全日程が終了し、最終予選に進出する18か国が決まった。最終予選は9月の国際Aマッチウィークに開幕し、来年6月までに各国10試合ずつを実施。組み合わせは今月27日の抽選会で決まる。
日本代表はB組を24得点0失点の6戦全勝で突破し、首位で最終予選に進出。日本の無失点突破はロシア大会予選以来2大会ぶりだが、当時は引き分けが1試合あったため、史上初めての無失点全勝突破となった。なお、B組2位にはホーム日本戦で没収試合処分を受けながらも3勝3敗の戦績を残した北朝鮮が続いた。
全勝での突破は日本、F組のイラク、I組のオーストラリアの3か国。そのうち無失点は日本とオーストラリアのみで、通算24得点の日本は22得点のオーストラリアを上回って得失点差でも最高成績となった。
その他、A組はカタールとクウェート、C組は韓国と中国、D組はオマーンとキルギス、E組はイランとウズベキスタン、F組はイラクとインドネシア、G組はヨルダンとサウジアラビア、H組はUAEとバーレーン、I組はオーストラリアとパレスチナがそれぞれ最終予選進出を果たした。
4月4日発表のFIFAランキングのアジア18位以内からはシリア(89位)、タジキスタン(99位)、タイ(101位)が波乱の敗退。アジア19位以下の北朝鮮(118位)、インドネシア(134位)、クウェート(139位)が下剋上での突破を果たした。
最終予選は6か国×3グループで行われ、各組上位2か国がW杯出場権を獲得するレギュレーション。9月に開幕し、10月、11月、来年3月、来年6月の国際Aマッチウィークにそれぞれ2試合ずつを行う。
なお、最終予選の各組3〜4位はアジアプレーオフに回り、3か国×2グループの総当たり戦で各組1位がW杯出場権を獲得。またアジアプレーオフの各組2位は一発勝負で対戦し、勝者が大陸間プレーオフに進む。
最終予選の組み合わせ抽選会は今月27日に実施。20日に新たに発表されるFIFAランキングに基づいて3か国ずつのポット分けが行われ、同じポットの相手とは対戦しないシステムとなっている。
2次予選の結果ポイントを反映させたランキングに基づくと、以下のポット分けになる見込み(ゲキサカ調べ)。日本はFIFAランキングアジア最上位をキープし、次点のイラン、アジア3位の韓国とは同じグループに入らないことが決定的となっている。一方、サウジアラビアがポット3、UAEがポット4に転落するなどの波乱も起きており、厳しいグループ分けも生まれそうだ。
▼ポット1
日本
イラン
韓国
▼ポット2
オーストラリア
カタール
イラク
▼ポット3
サウジアラビア
ウズベキスタン
ヨルダン
▼ポット4
UAE
オマーン
バーレーン
▼ポット5
中国
パレスチナ
キルギス
▼ポット6
北朝鮮
インドネシア
クウェート
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Source: サッカー日本代表
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