アジアサッカー連盟(AFC)は27日、2026年の北中米ワールドカップアジア最終予選の組み合わせ抽選会を行い、ポット1の日本代表はオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同じC組に入った。サウジアラビアが抽選会直前にポット3に転落した影響もあり、前回のカタール大会出場3か国がひしめく厳しいグループとなった。
オーストラリアとは同国がAFCに加盟して初めて臨んだ2010年の南アフリカ大会の予選以降、ブラジル、ロシア、カタールに続いて5大会連続の同組。同国がオセアニア代表で出場した06年のドイツW杯でも本大会グループリーグで激突しており、長年にわたる因縁の対戦となる。またサウジアラビアともロシア、カタールに続いて3大会連続の同組となった。
加えて中国とも前回大会の最終予選で対戦しており、2大会連続の同組。バーレーン、インドネシアとは今年1月のアジア杯でそれぞれ対戦していたこともあり、いずれもなじみ深い国々が並ぶ顔ぶれとなっている。
北中米W杯では出場国が『32』から『48』に大幅拡大されるのに伴い、アジア枠も『4.5』から『8.5』に拡大。今回が新レギュレーションで迎える初の最終予選となる。これまでの6か国×2組から6か国×3組の戦いに変更となっており、予選突破を楽観視する声も出ていた。
もっともホーム&アウェー総当たり戦で10試合を行い、上位2か国がW杯本大会出場権獲得という最終予選の仕組みはこれまでと変わらない。各組3〜4位にアジアプレーオフの道が残されるとはいえ、ストレートインを目指す日本は過去2大会に続いてオーストラリア、サウジアラビアとの出場権争いという構図が予想され、これまで同様に厳しい戦いとなりそうだ。
また他グループを見渡すと、前回大会の予選を突破したのはA組のイラン、C組の韓国のみ。A組にはアジアカップ2連覇王者で前回本大会の開催国だったカタールも入ったが、近年の実績ベースでは日本などW杯出場3か国がひしめくC組が一番厳しいグループとなっている。
もっともイランとカタールのA組には中東の強豪UAEも入った他、中央アジア勢のウズベキスタンとキルギス、2次予選でホーム開催を返上した北朝鮮という遠征負荷の高い国々が同居。また韓国は前回大会出場国こそいないものの、イラク、ヨルダン、オマーン、パレスチナ、クウェートという“オール中東勢”に組み込まれており、いずれも簡単ではない戦いになりそうだ。
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Source: サッカー日本代表
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