スペイン代表FWホセルが5日のEURO2024準々決勝のドイツ代表戦を前に、元チームメイトであるMFトニ・クロースの輝かしいキャリアに自らが幕を下ろしたいと語った。アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。
34歳のクロースは5月にEURO2024終了後の現役引退を表明した。その後、6月にレアル・マドリーでホセルらと共にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を制覇。クラブでのキャリアを終え、代表選手として臨む今大会を残すのみとなっている。
先日レアルからアルガラファ(カタール1部)への移籍が決まったホセルは、優勝候補同士の一戦に向けた記者会見で「僕はトニが大好きだけど、金曜日が彼にとって最後の試合だと思う」とコメント。続けてクロースへの称賛や警戒を口にした。
「僕たちは彼のクオリティーを知っている。彼はドイツにとって重要な選手だが、彼だけに注目することはできない。彼らは非常に危険なチームだ」
「彼らがボールを持つたびに、ボールはトニを経由する。ドイツが自分たちのプレーをできないように、僕たちは彼を警戒しなければならない」
「彼は良き友人で、マドリーではよく話し、多くのアドバイスをくれた。マドリーでそうであったように、ドイツ代表でも彼の存在は欠かせない」
一方、クロースはホセルの発言を受け、別の記者会見で「彼は勝ちたいからそう言うんだ」と指摘。「スペインに準決勝に進んでほしいという気持ちは分かるが、ドイツにはスペインの突破を阻むものがたくさんある。エキサイティングな試合になるだろう。退屈はしないはずだ」と自信を示し、「ホセルの言葉は面白いね」と付け加えた。
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Source: 海外サッカー
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