パリオリンピック出場を控える日本女子代表(なでしこジャパン)は8日、千葉市内の高円宮記念JFA夢フィールドで合宿初日のトレーニングを行った。同日朝に帰国したMF谷川萌々子(ローゼンゴード)と、トレーニング中に合流したバックアップメンバーGK大場朱羽(ミシシッピ大)は別メニュー。2人以外はバックアップメンバー3人も含めた20人が集結した。
パリ五輪に向け、なでしこジャパンが本格始動した。日差しが照りつけるなか、練習は1時間半にも及ぶ。ウォーミングアップからアジリティを高めるトレーニングを実施。その後は1対1の対人練習を15分、GK2人を含めて3組に分かれたロンドを15分を行った。
最後は9対9+両サイドフリーマン2人のミニゲーム。フリーマンとしてDF北川ひかる(INAC神戸レオネッサ)とDF石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース/バックアップメンバー)を両サイドに固定し、2チームに分かれて3本を合計25分間で行った。
練習開始の前には宮本恒靖会長もなでしこジャパンをエール。池田太監督は「最初にミーティングで集まって、宮本会長もいらした。激励をいただいて、いよいよ始まるなという感じ」と意気込んだ。初日から強度の高い練習を行うことは、前回の活動で選手たちには伝えていたという。
「しっかりみんな準備してきてくれた。気温はここまで(フランスは)暑くはないと思うが、暑熱対策のひとつとして、水分をどうやって取るか、どうやってこの短い時間で回復するか、今から準備できると思う」。チームは10日にヴィアマテラス宮崎と練習試合を実施し、11日まで千葉市内で合宿。12日は金沢ゴーゴーカレースタジアムで公式練習を行い、13日に同スタジアムで大会前最後の親善試合としてガーナと対戦する。
9対9+両サイド固定フリーマン2人のミニゲーム布陣は次のとおり
▼ビブス有り(※はフリーマン)
千葉玲海菜
▼ビブス無し
田中美南
(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)
Source: サッカー日本代表
コメント