日本女子代表(なでしこジャパン)は9日、千葉市内の高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングを行った。今夏開催のパリオリンピックに向けて準備を進めるなでしこジャパン。合宿2日目は、バックアップメンバー4人を含めた21人が汗を流し、MF谷川萌々子(ローゼンゴード)が前日に続き別メニューとなった。
昨日の猛暑から打って変わって、曇り空のもとトレーニングがスタート。芝生の上には時おり涼しい風が吹いた。フィールドプレーヤー陣は入念なウォーミングアップで前日の練習で張った筋肉をほぐすと、そこからスプリントで再び刺激を入れる。パス、ロングキックでボールフィーリングを高め、開始から約25分後にゴールキーパー陣と合流した。
全体練習では、自陣両サイドのスローインからの組み立てを想定したトレーニングを実施。一度内側に入れたボールをサイドに展開し、クロスからシュートまで持っていく形を確認した。その後は、3チームに分かれてGK+5対5、6対6のハーフコートゲーム。最後は守備陣と攻撃陣に分かれて、クリア、シュート練習で締めくくった。
トレーニング開始時には曇り空で陰っていたピッチも、終盤にかけて徐々に日が差す。暑さが増すにつれ、選手たちは活気を帯びていった。練習後、報道陣の囲み取材に応じたGK平尾知佳(新潟L)は「あまりメンバーが変わっていないので、いつも通り楽しく、けれども厳しいところは厳しくやれている」と充実感を滲ませた。
なでしこジャパンは、あす10日にヴィアマテラス宮崎と練習試合を行い、11日まで千葉市内で合宿を実施。12日は金沢ゴーゴーカレースタジアムで公式練習を行い、13日に同スタジアムでパリ五輪前最後の親善試合としてガーナと戦う。
(取材・文 成田敏彬)
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Source: サッカー日本代表
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