[9.23 国際親善試合 日本 8-0 アルゼンチン 北九州]
現在アメリカでプレーするMF杉田妃和(ポートランド・ソーンズFC)が、地元凱旋でゴールを記録した。日本女子代表(なでしこジャパン)は23日にアルゼンチン女子代表と対戦。北九州スタジアム(ミクニワールドスタジアム北九州)で行われ、日本は8-0で快勝した。
この試合でベンチスタートとなった杉田は4点リードで迎えた後半開始からピッチへ。四方のスタンドからは大きな拍手が送られた。それもそのはず。杉田は福岡県北九州市出身で地元のクラブから高校女子サッカーの強豪・藤枝順心高(静岡)の門を叩き、卒業ととにINAC神戸レオネッサでキャリアをスタートさせた。
杉田がボールを持つとざわつくスタンド。ひときわ大きな歓声が上がったのは後半21分のことだった。MF清家貴子からのロングボールで相手DFラインの背後に抜け出した杉田は、GKとの一対一、背後から追われる状況で冷静にシュート。流し込むように決めてリードを広げた。
「代表で得点できることは嬉しいし、なおかつ、こういう場所でとれたというのは嬉しい。生で観に来てくれた方も多いし、家族や友達だったり、色々な人が来ていて、そういう人たちにちゃんとした形で届けられたというのは良かったと思う」
スタンドには杉田の“古巣”FCグローバル(中学年代)の選手たちの姿も見られた。“後輩”からの声援に“先輩”は「アップの時から聞こえていた。かわいかった」と笑顔。地元凱旋で結果を残し、胸を張ってスタジアムを後にした。
(取材・文 成田敏彬)
Source: サッカー日本代表
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