[8.3 総体決勝 神村学園高 2-3 昌平高 Jヴィレッジスタジアム]
令和6度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技は3日、決勝を行った。昌平高(埼玉)が3-2で神村学園高(鹿児島)に逆転勝ち。初優勝を飾った。
CB坂本航大(3年=FC LAVIDA出身)は全6試合で先発フル出場し、大会優秀選手に選出されたストッパー。粘り強い守備で堅守を支えた一方、運ぶドリブル、縦パスなど攻撃面でもチームに貢献した。その坂本が優勝の喜びや今後への意気込みについて語った。
―優勝の気持ちは。
「ぶっちゃけ、素直にめちゃくちゃ嬉しいです。3年前に中学の高円宮杯決勝で凄く悔しい思いをしたので、こういう舞台で勝てて凄く幸せというか、仲間と喜び合えて本当に嬉しいです」
―神村は手強い相手だったと思うが。
「前線の3枚が本当に強烈で、自分も含めて周りの選手たちと一瞬のスキも与えるなということは共有してやっていました」
―体を張って守り、連続失点しなかったのが大きかったように見えた。
「やっぱり仲間たちが、埼玉から往復6時間とかかけて来てくれていたので、応援も聞こえていたし、その代表として戦わないといけないという気持ちを持っていたからだと思います。そういう思いをみんなが持てていたことが優勝に繋がったと思います」
―今大会の収穫と課題は。
「優勝したのは前の攻撃力をいつもどおり出せたことだと思います。そこは継続してやれればいいですし、守備に関しては前線からのコンパクトさが足りないので、そこは修正していきたいです。ボランチとの距離もそうですし、ボランチとFWとの距離も離れてしまう時間帯があるので、もっともっとしっかり組織的に強くなる必要があると思います」
―今後に向けては。
「これで満足せずに、プレミアリーグも再開されますし、選手権予選も絶対に甘くないと思っていて、油断していたら絶対にやられてしまう。そこは自分自身を含め、引き締めてやっていきます」
(取材・文 川端暁彦)
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Source: 大学高校サッカー
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