[8.10 J2第26節 横浜FC 0-0 長崎 ニッパツ]
J2リーグは10日、第26節を各地で行い、横浜FC対V・ファーレン長崎の上位対決は0-0のドローに終わった。30分遅れでキックオフした他会場で2位の清水エスパルスが勝利すれば、横浜FCは首位陥落となる。
試合前時点で首位の横浜FC(勝ち点53)と、3位の長崎(同51)によるJ1昇格争い直接対決。横浜FCは前節・千葉戦(◯2-1)と同じ先発を並べた一方、長崎は前節・水戸戦(●1-2)から3人を入れ替え、いわきFCから加入のDF照山颯人と町田から加入のDF青木義孝が初先発を果たしたほか、MF山田陸も11試合ぶりの先発出場となった。
試合は上位対決にふさわしく、互いに攻め込みながらも守備陣の奮闘で決定機には至らないという見どころあふれる展開。長崎がボールを握ったが、先に決定機を作ったのは横浜FCだった。前半42分、MF山根永遠の浮き球パスからMFユーリ・ララが右ポケットを取ると、折り返しのパスにMFカプリーニが反応したが、右足シュートは惜しくも枠を外れた。
対する長崎も前半アディショナルタイム1分、裏へのボールをFWエジガル・ジュニオが競り勝ち、ガラ空きの横浜FC最終ライン裏にスルーパスを送ると、2列目から飛び出したMFマテウス・ジェズスが独走。完全にGK市川暉記との1対1を迎えたが、GKをかわして放ったシュートはDFンドカ・ボニフェイスのゴールカバーに阻まれた。
0-0で迎えた後半も横浜FCがカウンターからゴールを狙い、11分にはまたもユーリ・ララが右ポケットに顔を出し、ハイクロスを上げると、ファーサイドでFW高橋利樹が反応。ヘディングでゴールに押し込んだ。だが、主審はゴールが決まる直前にホイッスル。ユーリ・ララのクロスの時点でゴールラインを割っていたとして、得点は認められなかった。
なおも攻める横浜FCは後半25分、途中出場のFW伊藤翔がゴール前にドリブルで突っかけ、右にパスを出すと、FW小川慶治朗が折り返しのパスで左に展開。MF中野嘉大が右足ダイレクトで狙ったが、枠を外れた。対する長崎も同32分、途中出場のMF松澤海斗のカットインシュートがゴール上に飛んだ。
そのまま0-0で攻防が続き、後半40分過ぎには長崎のスローインを横浜FCのベンチメンバーが妨害したとして、一時小競り合いも発生。同アディショナルタイムには横浜FCのFWジョアン・パウロが右サイドを突破し、3対2の状況を作ったが、ゴール前に抜けたDF中村拓海との連係が合わない。最後まで決着はつかず、両者とも勝ち点1を分け合った。
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Source: 国内リーグ
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