中山雄太が新天地デビュー弾!藤尾翔太も五輪後初ゴール! 停滞脱した首位・町田が磐田に4-0完勝

DF中山雄太が町田デビュー戦で初ゴール
[8.17 J1第27節 町田 4-0 磐田 Gスタ]

 J1リーグは17日、第27節を各地で行い、首位のFC町田ゼルビアジュビロ磐田を4-0で破った。新加入のDF中山雄太が開始4分にJリーグ復帰後初ゴールを記録すると、前半のうちに3-0で先行。後半にはパリ五輪代表FW藤尾翔太がPKで五輪後初ゴールを決め、満員のホームで4試合ぶりの白星を収めた。

 ホームの町田は前節・湘南戦(●0-1)から先発6人を大幅入れ替え。新加入の中山が柏レイソル時代の2018年以来2086日ぶりのJ1リーグ出場を果たし、4-4-2の左SBに入った。一方の磐田は今季15得点でJ1トップのFWジャーメイン良が累積警告の出場停止から復帰。GK川島永嗣が負傷離脱から5試合ぶりに帰ってきた。[スタメン&布陣]

 試合は前半4分、さっそく動いた。町田は立ち上がりからロングボールを有効に使い、磐田守備陣を押し込むと、そこで獲得した左CKをDF杉岡大暉がファーサイドへ。これに反応したのは初出場の中山。勢いよく飛び込みながら強烈なヘディングシュートを放ち、ゴール右隅に流し込んだ。

 中山は柏所属時に2018年のJ1最終節・G大阪戦、その前の第33節・C大阪戦でもゴールを決めており、J1リーグでは6シーズン越しの3試合連続ゴール。注目のJリーグ復帰初戦でさっそく結果を出した形となった。

 その後は一時磐田が主導権を握るも、前半29分に町田が追加点を奪った。MF藤本一輝が左サイドをドリブルで切り裂き、磐田DF植村洋斗をかわしてクロスを送ると、ファーに流れたボールを収めたDF望月ヘンリー海輝がシュート。これをFWエリキが軌道を変え、ゴールに押し込んだ。

 この場面ではエリキのシュートがゴールラインを越えた後、GK川島永嗣がかき出したため、ピッチ上ではゴール判定はなされず。また高崎航地主審はエリキのハンドと判定していた。しかし、そこでVARが介入。通信機器のトラブルにより、約10分間にわたって試合が中断したが、エリキが右膝で押し込んでいたことが確認され、ゴールが認められた。

 なおも攻める町田は前半44分、右サイドを抜けたエリキがゴール前にラストパスを送ると、飛び込んだ藤尾が決定的なシュート。だが、これは絶妙なタイミングで飛び出した川島に阻まれる。それでもアディショナルタイム2分、今度はFWオ・セフンが左を抜けると、折り返しのパスに藤本が反応。右足ワンタッチでニアポスト際に沈め、スコアを3-0とした。

 そのまま試合はハーフタイムへ。後半開始時、磐田はMF平川怜とMF金子翔太に代わってMF古川陽介とFW渡邉りょうを投入し、反撃の姿勢を見せた。すると磐田は同3分、古川のドリブルで左サイドを切り裂くと、折り返しのパスにDFハッサン・ヒルが反応。だが、これはGK谷晃生がファインセーブ。同6分にも古川の切り返しからMF松本昌也がミドルシュートを放ったが、右に外れた。

 すると町田がまたも突き放した。後半9分、エリキが右サイドの深い位置を取り、折り返しに走り込んだ藤尾がクロスを送ると、ハッサン・ヒルのハンドを誘発。一度はプレーが流されたが、VAR介入を経てPKを獲得した。キッカーは藤尾。滑りを良くするために水をかけたボールが主審に回収され、新たなボールを使うよう命じられる珍しいシーンもあったが、キックを冷静に右に沈めた。

 そのまま試合はタイムアップ。町田が12306人の大観衆を集めた一戦で4試合ぶりの勝利を収めた。


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Source: 国内リーグ

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